ガーナでは入国審査官に賄賂をせびられ、その直後に税関でも賄賂を要求され、
もう流石にこの国で賄賂を要求されることは無いだろうと思っていた。
―――――――しかし、それは帰りの空港で起こった。
私がガーナから日本に戻ろうとしていたのは12月23日。
チェックイン時、私の手荷物は無料手荷物許容量をチョットばかし超えてしまっていた。
と言ってもコレは意外と見逃して貰える範囲の重さ。
が、カウンターでお兄ちゃんに「 オーバーしてるから金払え! 」と言われてしまった。
まぁ、荷物がオーバーしているのは事実だし、私は素直に払うつもりでいた。
兄ちゃんに超過料金は幾らかと尋ねると、$200だと答えた。
( 思っていたよりも遥かに高い。でも、捨てられる荷物もないし払うしかない‥‥ )
そう思いながら払おうとしたのだが、手持ちが足りない。お恥ずかしー。
まぁ、でも、クレジットカードで払えばいいやと兄ちゃんにクレジットカードを渡すと何故か顰めっ面。
そして「 現金は持ってないのか?現金じゃないとダメだ 」と言う。
そんなわけがない。エミレーツがクレジットカードを拒むわけがないじゃないか!
私は切実に手持ちがないことを伝えたが、兄ちゃんは現金のみの一点張り。
刻一刻と近づく出発時刻。だけど、時間が経っても増えることの無い私の財布の中身。
このままフライトを逃すことになるのかと不安が過ぎる。
兄ちゃんと彼此40分くらい交渉した時だっただろうか。
"現金を出すまで何もしてやらん!"とばかりに動かなかった兄ちゃんがカチャカチャとPCをたたいて
チェックインの手続きを始めてくれたではないか。
そして、兄ちゃんは発券した搭乗券を手渡しながらこう私に言った。
( ひー!なんてシャレたことが言えるアフリカ人なんでしょう! )と一瞬感激してしまった。
が、次の瞬間、彼の口からこんな言葉が出た。
「 だから君も僕に何かクリスマスプレゼントをくれ。
君だけ貰えて、僕が貰えないのは不公平だ 」
んあ゙ァァァァァ!!!このバカタレィ!!!
気付くのが遅かった私もバカだけど、結局、荷物代の$200も賄賂かよー!
そりゃ賄賂はクレジットカードで払えないわな。
んもー。
凄くイラっとしたけど、それでもヤッパリあの言い回しは洒落てるなと未だに思うヨシダでした
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