ナミビアには美しき裸族"ヒンバ"に会いに来たんだけれども、この国には沢山の民族が居るので
1つでも多くの民族に会いながら彼女たちの元へ向かうことにした。
私がナミビアで1番最初に出会った少数民族は、ブッシュマン。
噂には聞いていたんだけども、まさかこんなアジア寄りのお顔をしていらっしゃるとはー!ちょっと親近感。
お互い簡単な自己紹介をし合ったところ、年齢が近いことを知ったヨシダ。
( これは仲良くなれるかもしれない )
ただ、どうやったら仲良くなれるかが分からない。
ココは取り敢えず"ブッシュマンの遊び教えてよ!"と、相手に流れを任せてみる。
すると、彼らは少し考えた素振りを見せた後、何かを拾いに行った。
そして、彼らは自分たちが拾ってきた黒いマメらしきものを私に渡してこう言った。
「 ナギ、これを口に含んで、1番遠くに吹き飛ばした人が勝ちだよ 」と。
このマメを口で飛ばせばいいのね!シンプルなゲームじゃない!それなら私にも出来る!
ところで、このマメ粒は何?と素朴な質問を彼らにぶつけると‥‥
オリックスのウンコだよ。とブッシュマン。
オリックスのウンコだよ。じゃないよ!何でそんなにケロっとしてんの!
いくら乾燥したウンコとは言え、ウンコだよ。動物のウンコを口に入れるなんて日本の文化にゃ無いよ!
乾燥ウンコを口に入れて飛ばすというゲームには非常に驚いたが、彼らも非常に驚いていた。
"何故、ナギはオリックスのウンコを口に含むという事にこんなにも驚いているのか"と。
でも、折角ブッシュマンが私に彼らの遊びを教えてくれたのだからやらなくては‥‥!!
ブッシュマンと横一列に並び、オリックスの乾燥ウンコを口に含み、スタンバイ完了。
そして、5人で勢いよくプゥゥゥゥゥゥゥッとウンコを吹き飛ばす!!!
―――――――言うまでもなく、私が最下位。
全然飛ばない。だけども、ブッシュマンたちは全く飛ばずに落下した私のウンコに大笑い。
これを機にブッシュマンと私の距離が急激に縮まった。
私はウンコを馬鹿にしてはいけないと、学んだ。ウンコが人と人との距離を縮めることがあるのだから。
そして、最後に私はブッシュマンにこう訪ねた。
"あのゲームで飛ばすものはオリックスの乾燥ウンコである必要があるのか"と。
別に乾燥ウンコ以外でもいいんじゃないか?と。
ブッシュマンたちは少し考えた後、こう答えた。
オリックスのウンコがベターなんだと。
ブッシュマンよ、是非今度は何がどうベターなのかを教えておくれ。
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