Quantcast
Channel: ヨシダナギ オフィシャルブログ「ヨシダの魂、百まで」Powered by Ameba
Viewing all articles
Browse latest Browse all 228

ヒョウ時々チョコチップクッキー

$
0
0

Anneとズールー族とコサ族を探し始めて4日目―――――――
突如、激しい雹に降られ、ヨシダパニック。

生まれて初めて見る雹、痛いを通り越して怖い!スンゲェ怖い!

基本的に私は走ったり、急いだりすることが嫌いだけども、流石にあの時ばかりは私も走った。
大声をあげて逃げ回るアフリカ人の後ろを私もワーワー喚きながら必死に付いていく。

そして、雹の痛みに耐えながら屋根のある建物に逃げ込んだものの‥‥
どうしよう。Anneが居ない。

慌てて周りのアフリカ人たちに"白人のお婆ちゃん見なかった?"と尋ねても誰も見ていないと言う。
ひー。初めての雹にパニック起こして、ウッカリAnneを置いてきてしまったようだ。大分遠い所に。

南アフリカで出会った女の子

※南アフリカで出会ったコサ族の女の子

お婆ちゃんのAnneを一人置き去りにして逃げて来てしまったという罪悪感。
落ち込むヨシダに「 雹が止んだら一緒に探しに行こう! 」と声を掛けてくれる優しいアフリカ人。

そんな彼らと雹が止んでから急いでAnneを探しに行った―――――――

( 外でAnneがぶっ倒れてたらどうしよう。見つからなかったらどうしよう )
そんな不安ばかりが過ぎる。

近くを探してもAnneが見つかる気配が全くない。

車を停めたであろう場所を探すにも思い出せいない。
何となくの方角は分かるものの、何の目印もないアフリカのド田舎の大地。
方向音痴のヨシダには難易度が高すぎる。

だけど、流石ズバ抜けた視力を持ってるアフリカ人!
遠く離れた小さい車を見つけてくれた。それは紛れもなくAnneの車だった。

私は走った。車の中にAnneが居ることを願って。

恐る恐る車の中を覗くと、そこにはAnneが居た。

しかも、Anneは「 凄い雹だったわねー。もう何だかお腹が減っちゃってね。ふふふ 」と言って、
運転席でチョコチップクッキーをめっちゃ頬張っていた。

さっきまでの私の不安と心配は何だったのだろうか。

でも、Anneがケロっとしていて良かった。そして何よりも無事で本当に良かった。

見た目は白人と言えども、やはりAnneのあの呑気さはアフリカ人だ。

Anneのことがチョット好きになれた出来事だった。

更新の励みになりますので良かったらクリックお願いします。nagiと友達になる?nagiにTwitterの使い方教えてやってください。nagiにメールを送ってみる?

Viewing all articles
Browse latest Browse all 228

Trending Articles