3時間山を登って辿り着いたコマ族の村――――――――
彼らは「 マヤマヤマヤー 」と歓迎の挨拶をしてくれたのだが、一通りの挨拶が終わるとピタッと黙った。
とっとと写真を撮ったらお土産(お金)でも置いて帰りなさいという雰囲気。
※大して観光客が来るエリアでもないのに何だかビジネスライクな感じ。
でも、私にはこの時、この微妙な空気を打破する自信があった。
私は先ず英語↔フランス語通訳のWainfenに「 服を脱いで彼らと同じ格好がしたい 」と伝えた。
彼はビックリした顔で「 ナギ、本気か!?ホントにやんのか?やれんのか!? 」と聞き返してきた。
「 勿論、やれますとも。やりますとも。
だからもう1人の通訳(フランス語↔コマ族の言語)にも早く伝えて 」と私は答えた。
案の定、もう1人の通訳からも「 お前本気か!? 」と同じ言葉を返されたが‥‥
コレが私の小さい頃からの夢であったことを真剣に伝えると渋々ではあったが、コマ族のリーダーに
聞いてみてくれると言ってくれた。通訳さえ丸め込めばもう脱げるも同然!笑
そして、通訳から私の話を聞いたリーダーは笑顔でこう答えてくれた。
「 我々の文化を君のような女の子が共有してくれることを嬉しく思う。歓迎するよ 」とヤッター!
早速、許可を得た私はリーダーの奥さん4人の協力の下、着替えが始まった。
Tシャツ脱いでー、ズボン脱いでー、スポブラとってー‥‥パンツを脱ごうとした時、奥様方からストップが。
何度脱ごうとしてもパンツに手を掛ける度に手をピシっと叩かれる。
( えッ‥‥何でパンツ脱いじゃいけないの。何でパンツの上から葉っぱ付けるの‥‥? )
私は通訳を呼んで、パンツも脱ぎたいのに脱いじゃダメみたいな雰囲気であることを伝えると、
どうやら奥様方はパンツまで脱がせるのは若い女の子には酷なんじゃないかと思ったらしい。
いやいや、ココまで脱いで逆にパンツだけ履いてる方が中途半端で恥ずかしいって!
ということで、パンツを脱がして貰ってー、腰紐巻いて貰ってー、前と後ろに葉っぱをさして貰ってー完成!
そして、着替える前までは無表情だった奥様方も着替えが完了する頃には陽気に歌って踊り始めていた。
それから暫くの間、コマ族の格好で村を歩きつつ、奥様方と子供たちと遊んでいたらリーダーから
お呼びが掛かった。一体何の話があるのかと考えながら彼の元へ行くと‥‥
「 私は非常に君のことが気に入った!
私の5番目の妻として君を迎えたい! 」と真剣に話し出すリーダー。
ひー、非常に有り難きお話。
しかーし、ヨシダは日本人の殿方との結婚を狙っている為、今回は丁重にお断りさせて頂きました。
やはり相手の文化を受け入れるというのは凄まじい力を発揮するということを実感しました。
脱ぐだけでムスっとしていた人たちも笑ってくれます。仲良くなれます。脱いでみるもんです。
ということで‥‥
次も違う国で脱いで来よーっと!
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