私は少数民族( 観光客相手ではなく、今も昔も変わらぬスタイルで生活してるリアルな人々 )を
毎回探し回って旅をしているのだが、このカメルーン、中々見つからない。
正しくは見つからないんじゃない。
凄く神秘的で凛としたカッコイイ人たちは居るんだけれども、観光客とは無縁の場所に居るせいで
相手側が私を見るなり驚いてしまって、直ぐに逃げ去ってしまう。だから交渉にすら至らない。
仮に交渉に入れたとしても非常に彼らは警戒してOKは出してくれない。
隠し撮りはしたくないし、怯えている人を無理矢理撮ることも勿論したくはない。
けど、彼らの姿を思うように写真に記録出来ないこの状況にも正直苛立っていた。
そんな状況をカメルーンで出会った女子大生のクリスティンに話したらこう彼女は言ってくれた。
「 そのモデル、私じゃダメかな?ナギが求めている"リアルな民族"ではなくなってしまうけど
私がカメルーンの民族衣装着てみせるから、日本人にカメルーンの民族衣装広めてよ! 」と。
ひー、クリスティン、めっちゃイイ娘。
っちゅーことで翌日、クリスティンの言葉に甘えてカメルーンの民族衣装を見せてもらうことに。
てっきりクリスティンが衣装を着てくれるのかと思いきや‥‥
「 私以外にもモデル居た方がイイでしょー! 」と、自分の友達を集めて来てくれていたのだ。
そして、彼らは各自持参した衣装に着替えて私の撮影に付き合ってくれた。
今まではリアルな民族モデルと写真用の非リアルなモデルとでは大きな違いがある気がして
こういう機会があったとしても写真を撮る気にはなれずにいた。
だけど、今回クリスティンの気遣いで撮影をさせてもらって初めて気づいた。
これはこれでイイかもしれない‥‥と。
確かに、リアルなモデルに比べたら野性味や臨場感には欠けるかもしれない。
でも、こういった心優しい人たちが見せてくれる穏やかな表情の写真もまた素晴らしいし、
素敵な思い出にもなったのではないか、と思ったヨシダでした
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